現場の進捗だけでなく、普段感じている事書いてます。
[ちょっと]の思いが垣間見れるかと思います。
以前登場したお寺の工事が進行しています。
基礎工事:東京西巣鴨は関東ロ-ム層が出る強い地盤です。
しかし、鉄骨3階建てともなるとコンクリ-ト杭を打つケ-スが多いでしょう。
今回は基礎の軽量化と同時に強度アップを図るためボイド基礎という工法を採用しています。
通常、地盤をささえる底盤と床スラブと1階部分だけで2回のコンクリ-ト打ちを行いますが、
今回は底盤とスラブを兼ね厚さ50センチものコンクリ-トを打ちます
しかし、そこに球体の発砲材をいれることでア-チ型の強度の強い空洞をあけ
強くて軽い建物になるわけです。
鉄骨3階建て:木造の立派な本堂は別にあるので
ここでは古典的な寺院ではなく
現代の複雑な事情に対応する為(密葬.無宗教層..など)
仏教様式を出さない現代建築を造っています。
新すし屋完成しました。
デザインコンセプトは今までと大きくは変えていませんが
ちがいはこのチェ-ンは道路に面した1階に
ほとんどの店があります。
今回はビルインのため共用廊下に対するデザインにしている。
………………
また、さらに変わったのはデジカメにワイドレンズを買いました。
これは最強です。10mm~20mmサイズ
実物よりかなりきれいに広く見えます。
共同住宅1階バルコニ-は当然のように道路に面してしまう。
道路に面さない場合は駐車スペ-スに面する。
避難のための『窓した空地』を最小限にするため….
歩く人からの視線.
1階なのに無理矢理、2階についているような手すりのバルコニ-が
つけられていたり
取ってつけたような生け垣で遮ろうとしている
防犯.下着泥棒…..『女性は1階にすみたくない」ほぼ当たり前になっている
あるプロジェクトでこんなデザインが完成した
視線をさいぎり、防犯..侵入は不可能
再生木(古材+プラスチック)のル-バ-をつかている。
室内から
ル-バ-越しでも十分日がはいってくる!
駅ビル内のすし店がやっと姿を表してきました。
皆さんにはただの工事現場にしか見えないと思いますが
だいぶ全貌が見えいい店になる予感も高鳴ってきました。
お寺の建築がついに着工します。
これは地鎮祭に様子です。
左が現役大工の棟梁、、私の父です。昔かたぎのこだわりですので
親子で設計施工をすると、話は『映画みんなの家』みたいになってしまいます。
親子のこだわりのぶつかり合いです。
ここのお寺は、お岩さんがまつられている立派なお寺なので
妥協は許されません。
…そう四谷怪談のお岩さんです。…….
(四谷から明治42年にお墓ごとそっくりこちらのお寺に移転しました。
四谷には田宮家の田宮神社があります。)
ある新築駅ビル内で店舗の工事がはじまり
設計監理としてビル(阪#ビル/ゼネコン#成建設)と打合せをしています。
私の設計している店舗も契約店舗のドタキャンにともない
滑込みで出店が決まりました。他にもぎりぎりで
テナントが決まった区画もあります。
やはり経済の低迷をあらわしているのでしょうか?
今回のビル工事では、
テナント決定の遅れもあると思いますが
建築工事自体が遅れているのも深刻です。
ゼネコンの監理が行き届いていない。
全テナントに影響してくるような共用部の設計
(ゼネコン設計部)が何度も変更され、テナント内より
共用部の工事が遅れていること。
おそらくビル本工事で施主が予算を出し渋り
なかなか全体が決まらないのでしょう。
証拠にビル工事の業者の動きもとても悪い。
5年ぐらい前のテナントビルだったら、テナントに入るのも
(審査.知名度)など大変で
工事も大手ゼネコンの厳しい監理体制のなかでおこなわれ
テナント工事は大変でした。
今では逆さまです。天下の大手ゼネコン#成がそうだから
他の建築屋さんでもそんなものでしょう。
費用はかけたくない、表面上は良いものがほしい。
本当に良いものは生まれません。
受ける側も言いなりの報酬で受け、その中で出来る方法をさがす
どうしても、なになに偽装にたどり着いてしまいそうですね!